やっと衣替え?やっと衣替え? (12)このところ暖かい日が続いていたためか、 夏用の絽を着ていたんですが、やっと冬物に替えました。 通常の衣替えは六月一日と十月一日ですが、南国の徳島?では それにあわせるとちょっと暑いですね。 五月には夏物に替えていますし、 十月は暫く夏物が続くのが普通です。 法事などでは、皆さん冬物を着られていますので、 「すいません夏物なんですが」 と断っています。 現在の衣替えは明治に始まったそうですが、日本の平均気温は それより約一度上がっています。 その辺りを考慮して、徳島では五月一日~十月三十日までを 夏物として欲しいところです。 ただ、北国では寒いかもしれませんね。 一方、最近は冬物があまり要らない生活になってきています。 それゆえ冬の着物は悩みの種ですね。 着物を着ていていつもいわれることは 「夏も冬も同じ服装で暑く(寒く)ないですか?」 同じではありません(苦笑) 夏物は絽と紗がありますし、冬物は夏物の倍以上の重さ(生地が厚い) があります。同じ冬物でも厚さが違うものがありますし、 さらに中に着る白衣は合物(夏冬兼用)冬物がありますし、 さらに中に着るベスト?ちゃんちゃんこなどもあります。 さらに、股引きや長袖のシャツで武装するという手もあります。 高野山などでは全く火の気のない氷点下十度前後の本堂で お勤めしますし、それどころか護摩などは開け放しで 風雪が吹き込むような状態で行います。 したがって、寒さ対策は万全です。ところが・・・ 今の家の密封性が高く、冬でも暖房がよく聞きますので、 重ね着すると冬でも汗がダラダラ出るということが 少なくありません。 ですから、高野山のように何枚も重ね着するということは ほとんどありません。むしろ、上着を着たり脱いだり 出来ないために暑くならないための工夫をする必要があります。 最終更新日 2008年10月27日 |